JOURNAL>> eit swimは本当にサステイナブル?
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私たちのブランドを「サステイナブルな水着ブランド」として認知していただいている方も多いのではないでしょうか。
2018年のブランド立ち上げの際に、「モノを生み出すならできるだけ環境負荷の少ないものを」と考えながらも、コストの面でうまくいかず、2020年にやっと一部アイテムにリサイクル/リジェネレーション素材を取り入れることができました。そして2022年には全ラインナップエコ素材へ。
それから日本の伝統工芸に注目した〈JAPANシリーズ〉を立ち上げ、⼿仕事による資本主義や⼤量⽣産へのアンチテーゼ、⾃然との寄り添いといったメッセージも添えてきました。MADE IN JAPANも、立ち上げ当時からのこだわりでもあります。
ありがたいことに、その部分に共感してご愛用いただいているお客様も多いようです。でもここ数年、何が本当にエコなのか。何が地球にとって優しいのか。そして何をもってして持続可能なのか。そういったことをぐるぐると考えるようになりました。
たとえば、できる限りコミットしたいと思いリサイクル素材を使用しているけれど、果たしてそれだけで地球に優しいと言えるのか。生産においてまだ把握できていない細かな部分があることは、改善しなければいけないのではないか。本当はプラスチック廃止を掲げたい、でも流通の関係で必要なためプラスチックパッケージはマストで、その問題をどうしたらいいのか(現在は一部植物由来のものを使用しています)。
しかし、こういったことを全て納得いくところまで追求してしまうとコストがかかったり、ものすごく作業量が増えてしまったりして自分たちが無理をすることになってしまう。そもそも本当に地球に優しく生きたいのであれば水着を製造・販売していること自体逆をいっているわけです。
ここで重要になってくるのが、サステイナブル=エコ、と単純ではないというところなのかなと思います。「持続可能」とは環境を破壊せず、人や社会も犠牲にせず、経済的にも回っていることだと私たちは認識しています。だから、「自分たちを犠牲にしない」ということも大切にしたいと考えたのです。数年前までは、情熱と理想を優先していました。しかし、それだけでは回らない。何度も辛さを経験しました。
お客様に最高の体験を提供するためのモノづくりをしつつも、自分たちのこともないがしろにしてはいけないと学びました。私たち自身も、このeit swimの循環の中にいます。今は、理想と現実のバランスを探りながらブランドを見つめるとき、と思うのです。
私たちの答えはまだ出ていませんが、サステイナブルの答えもひとつではないはず。自分たちのペースで、誠実に、できることを続けていくことが今の私たちにとって重要なのかなと。実験を繰り返しながら必ず前に進んでいくので、これからもお付き合いいただければと思います。